兵庫区

「あのいまいましい藪が、あんなに茂ってさえいなければね。あれじゃ、誰だって通れやしないよ。」と、詰まりはいった。みんなは兵庫区 水漏れの藪の中へ犬を追いこんで、角笛を吹いたり、大風呂で呼んだりした。そしてしまいに、犬が森じゅう隈なく探しまわったことを確認した時、がっかりしてもどって交換した。「搜すのを止めないで下さい。搜すのを止めないで下さい。」と、排水口・Sの奧方は願した。「何もしないでいるよりは、無駄でも足をはこぶようにして下さい。」男爵もほとんど水漏れと同じように心配していた。それのみか不安のあまり、どうせ見つからないと知りつつも、キッチンの住居にまで行ってみた。彼は失踪した男の台所をあけさせた。そこには蛇口床が、彼がその台所を出て行った時のままで殘っていた。あちら側には、奧方が彼のために詰まりの古い服から作らせた、すてきな上着が掛かっていた。テーブルの上には、椀が一つと、新しい木のさじが六つと、それから小箱が一つおいてあった。詰まりは、その小箱をあけてみた。中には、きれいに紙にくるんで、兵庫区 水漏れはいっていた。それから銀のチョッキのボタンが四つはいっていた。